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実績紹介

WWFジャパン(財団法人世界自然保護基金ジャパン)
Webサイトを刷新し、業務負荷を抑えながら約2倍の入会・寄付件数を達成

お客様の課題

支援者の更なる拡大を目指すWebリニューアル

WWFジャパン 広報担当 三間 淳吉様より

私達WWFジャパンは、個人や法人の支援者(サポーター)からの寄付金でグローバルな環境保全活動に取り組む民間団体(NGO)です。

活動をより大きなものにするため、現在日本国内のサポーター数を、2015年までに10万人に増やすことを目標に、情報発信を行っています。

最近は、インターネットを介して、入会や寄付をいただくケースが非常に増えています。しかし、私達のWebサイトは、管理や運用が長い間中途半端だったため、十分な活用が出来ていませんでした。

そうした中、アクセス解析イニシアチブ(※1)のご協力や、アクセスデータを深く読み込んだクリエイティブホープからのご提案を通じ、Webサイトが抱えるさまざまな課題を、明らかにすることができました。
たとえば、サポーターを増やす上で必要なことや、ユーザーの使い勝手を向上させるポイント、3,000ページに及ぶ大量な情報を整理し見やすくする手段などです。

そこで、私達は思い切ったWebリニューアルの実施を決断しました。これは、従来繰り返してきた、Webデザインの変更にとどまらない、全コンテンツの再構成まで踏み込んだ、大規模なプロジェクトになりました。

さらに、専任の担当者一人で切り回していた運用面の課題も、クリエイティブホープのご協力を得て作業の効率化をはかり、安定したWebの運用確立をめざしました。

今回のWebリニューアルでは、こうした課題点に取り組み、成果を得ることができました。

  • ※1アクセス解析イニシアチブ: ウェブサイトのアクセス解析のベースアップ、ウェブアナリストの地位向上、人の交流の促進をミッションとして活動を行っている協議会。

クリエイティブホープの課題分析

WWFジャパン様のWebサイトは、事前に行われていたアクセス解析イニシアチブのセミナーにて様々な問題が洗い出されていました。リニューアルプロジェクトの発足後、WWFの担当者への入念なヒアリングとサイト分析により、以下3点を「解決すべき課題」と設定しました。

1.アクセスデータ上の課題

アクセス数は一定以上あったものの、コンバージョン率(CVR、※2)が低い状態でした。要因は直帰率(※3)の高さ、Webサイト訪問者へWWFに対する支援を訴求するプレゼンテーションが十分に出来ていないことと分析しました。

2.ブランディング上の課題

WWFは環境の保全をめざす団体ですが、「WWF=動物愛護団体」という先入観が根強くあり、本来の活動テーマを正しく理解してもらいにくい状況でした。Webサイトにおいても様々なキーワードからアクセスしてくる多様なユーザーに対してWWFジャパンの活動の全体像を伝える事が出来ていない状況にあると分析しました。

3.運用上の課題

膨大な量のコンテンツが存在し、運用管理業務が煩雑で担当者の作業負荷を軽減することが急務でした。

  • ※2コンバージョン率:商品購入や入会・寄付など、特定の行動を来訪者がWebサイト上で行った割合。
  • ※3直帰率:訪問者がサイト内の他のページを開くことなく他のサイトへ移動したり、ブラウザを閉じた割合。

課題点に対するクリエイティブホープのアプローチ

WWFはその印象的なロゴデザインからも「動物愛護団体」と認識されている割合が非常に高い事が調査から明らかになっていました。この先入観をいかにして払拭し、人間中心のホリスティック(全体的)な環境保全団体として認知してもらうかが今後サポーターの層を増やすためにも大きな課題でした。

クリエイティブホープは、WWFジャパンの皆様とともに、下記のアプローチで解決を図りました。

活動テーマを伝える「グローバルナビゲーション」の設置

アクセス解析の結果、WWFジャパンのWebサイトには非常に多くのキーワードで様々なページを入り口としてユーザーが訪問していることが分かりました。これら下層ページに直接訪問したユーザーはWWFの事をまだよく知らない「潜在的なユーザー」です。そこで、どのページから流入してきたユーザーもWWFの活動テーマがわかるよう、各ページ上部にグローバルナビゲーションを設け、「地球温暖化を防ぐ」など4つの活動テーマを表示しました。この結果、リニューアル後のサイトを閲覧したユーザーからは「どんな活動をしているのかパッと見て理解出来る」という感想も頂きました。

どこから来たユーザーにもWWFが支援を求めていることを知らせる

また、NGO団体と言う特性上、個人や企業から資金的支援を得ていく必要があります。しかし、ユーザーのニーズを満たすだけでは、WWFとしての「資金的支援を得る」という目的は達成されません。これまでのWebサイトではその点を十分にプレゼンテーション出来ていませんでしたが、リニューアル後のWebサイトではグローバルナビゲーションに「あなたが出来ること」「WWFのサポーターになる」と言う支援訴求メッセージを強く押し出し、誘導力を強化しています。このほか、活動支援ページの改良などを行った結果、入会申し込み件数、寄付件数ともに、リニューアル前の約2倍のコンバージョン率を達成しました。

人間中心のビジュアルバランス

Webサイトのビジュアルコンセプトも人間を中心とした環境保全団体であることを伝えることに注力しました。「人間」「自然」「動物」のビジュアルイメージバランスを最適に調整し、TOPページ及び重要なページのビジュアルには顔の見える「人間」を打ち出し、重要な要素として盛り込んでいます。

WWFジャパンWEBサイトでは、各ページ上部に「グローバルナビゲーション」部を設け、地球温暖化を防ぐ、汚染を防ぎ資源を守る、野生動物を守る、森や海を守る、といった主要な活動を表示。どのページから閲覧した場合も、WWFの活動全体が一目で見えるようにリニューアルを行いました。

システムからのアプローチ

Movable Type × Power CMS for MTにより膨大な記事を一元管理

過去から蓄積されたWWFジャパンの活動紹介記事やイベント記事は3,000ページを超えていました。これらは全て静的HTMLで、それぞれのページのコンテンツ間で非常に複雑に関連しあい、相互リンクが行われていました。

さらに、WWFジャパンが取り組む活動は環境の変化よって日々変わっていきます。常に変化していく環境問題や活動内容にあわせてページの修正/更新をしていく作業は、非常に負荷がかかるものでした。増え続けていくコンテンツの管理は煩雑になり、担当者単独で対応する上で、課題となっていたのです。

これらの記事を一元的に管理するため、今回のリニューアルでは、コンテンツ管理システムとしてMovable TypeとPower CMS for MTを組み合わせ、クリエイティブホープにてカスタマイズした上で導入しました。

◆記事カテゴリ・属性によるページ管理の効率化

過去蓄積されたページについては、Movable Typeのカテゴリ機能に加え、ページ属性をカスタマイズで構築し、整理しました。WWFジャパンの活動に合わせたカテゴリ(「地球温暖化」など)とページ属性(「概要・活動・問題・関連情報」など)を設定し、「カテゴリ×ページ属性」によってコンテンツを管理する仕組みとしました。

これにより、膨大な数のページ間の関連付けや相互リンク設定は自動化され、新たなカテゴリや属性を追加・変更する際も、一元的な作業が行えるようになりました。
コンテンツ管理システムの刷新により、日々新しい情報が発信されそれらが複雑に連携しあうWWFジャパンの活動情報発信/管理をより効率的に行うことが出来るようになりました。

◆PC/モバイルの一元管理

また、PCだけではなくモバイルサイトもリニューアルを行いました。Movable Type上にて活動情報やイベント情報などを管理画面上で一元管理し、1つのエントリーにてPC/モバイルへ最適化した配信を可能にしました。
これにより、WWFジャパンの担当者の作業を大幅に効率化することが出来ました。

お客様の声

WWFジャパン 広報担当 三間 淳吉様より

◆今回のリニューアルについて

今回のリニューアルでは、野生動物だけでなく人間を含めた地球の環境を保全する団体というコンセプトを、上手くデザインに反映していただき、また、私達が支援を必要としていることも明確に打ち出すことができました。

また、システムとしては、今回コンテンツ管理システムを初めて導入し、リニューアル前に抱えていたサイトの更新やカテゴリー付けなど情報の整理に関する課題を改善できました。

非常に情報量が多い私達のサイトの中で、以前は埋もれてしまっていた過去の記事も、現在は、関連したテーマの情報を連携して出せるようになり、この点は、今回非常に成功した改善点ではないかと思っています。

◆Webコンサルタントの参画について

今回のプロジェクトでは、クリエイティブホープのWebコンサルタントに参画いただきました。
このような外部の視点が入ることで、「手前勝手」な情報の分類や発信ではなく、ユーザーからの視点でより慎重に考え、工夫することの必要性を今回学びました。やり取りをする中で、自分たちが持っている情報を、違った目で見つめ直す機会にもなり、情報の整理の際に非常に役立ちました。

外部の方を交えたWebの運用は初めてでしたが、WWFのコンセプトや、個別の活動内容にまで深く関心を持ち、一緒にやってくださっているので、本当に心強く思っています。

また、専任担当者が1名という当会の状況を深くご理解いただいた上で、リニューアルの計画に合わせ、業務のあり方についてまでご提案を頂けたことも、非常にありがたい点でした。

◆WWFジャパンWebサイトの今後について

WWFジャパンのWebサイトは「環境のために何かできないか」、という気持ちを持つ方々が来て下さる場だと思っています。そうした方にストレスなく使ってもらえるサイトを作ることが一番の大きな目標です。そのためにできる改善は、まだたくさんあると思っています。

今後も、アドバイスやご提案をいただきながら、リピーターの方を対象にしたサービスや新しい企画を考え、たくさんの人たちに環境について関心を持っていただけるサイトを作ってゆきたいと思います。

これからもWWFジャパン様の活動をWebの側面から支援して参ります。(高橋・田邉)

弊社担当者より

本プロジェクトではWWFジャパン様のミッション・活動を理解した上で目標達成に向けたWebにおける課題を分析することに多くの時間を使いました。Webサイトは現在も運用しながら改善を継続しておりますが、今回、メッセージ性の強いナビゲーションと一元的かつ柔軟にコンテンツを管理出来る枠組を構築出来た事はWWFジャパン様の中長期的なWeb戦略において価値ある仕事が出来たと自負しております。今後もWWFジャパン様の活動をWebというフィールドで支援して参ります。

(田邉・益子・高橋)

弊社から提供させて頂いたサービス

弊社への各サービスに関する問い合わせには、下記のFlashフォームをご利用下さい。また、Flashフォームの「お問い合わせ内容」に、「相談希望/見積り希望」とお書き添え下さい。
また、ご相談・お見積りの際、お客様のWebサイトの状況や、お客様がお持ちの課題をお書き添え頂けますと、より適切なご回答が可能になります。

(例)

  • ○月にリニューアルを予定している
  • アクセスログ分析に基づいたサイト改善を行いたい
  • コンテンツ管理の業務負荷を引き下げたい
  • Movable TypeによるCMSの導入に関心がある
  • コンバージョンなど、適切な指標を設定し、サイトを評価・改善したい
WWFジャパン
財団法人世界自然保護基金ジャパン

WWF ジャパン東京事務所
〒105-0014
東京都港区芝 3-1-14 日本生命赤
羽橋ビル 6F


WWFは、国際的なネットワークを持ち、約100カ国で自然環境の保全に取り組む、民間の団体です。東京にあるWWFジャパンはその日本事務局です。


プロジェクトの目的

Webサイト経由の支援(入会・寄付)の増加Webサイトリニューアル運用管理業務の作業負荷低減


プロジェクト概要

アクセス解析イニシアチブにて洗い出されたWebサイトの課題、ご担当者様が抱える運用上の課題、団体が持つブランド価値向上に関する課題を踏まえ、サーバのリプレイス/コンテンツ管理システム(CMS)の導入を含むWebサイトの全面リニューアルを実施。


主な成果

リニューアル前後90日間の比較で、コンバージョン数※(入会・寄付)は約2倍以上に増加。CMSの導入により、PC/モバイルサイトの運用更新業務効率化を達成。※コンバージョン数:商品購入や入会など、特定の行動を来訪者がWebサイト上で行った件数。


プロジェクト期間

2009年3月~10月

ProNet
クリエイティブホープはMovable Typeの開発・提供元のシックス・アパート株式会社のProNetに加盟し、パートナー企業として、企業Webサイトの構築・運営を行っています。

*Six Apart、Movable Typeは、
Six Aaprt, Ltd.の登録商標です。


Power CMS for MT
Power CMS for MTは、Alfasado,Inc.の登録商標です。

アクセス解析イニシアチブ
クリエイティブホープは、アクセス解析イニシアチブに参加しています。