戦略策定から運用負荷軽減まで。マーケティング思考をベースにしたWebサイト構築による、デジタルメディアの戦略的活用。
WWFジャパン様
国際的な環境保全NGO、WWF。その日本事務局である、WWFジャパン(正式名称:公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)は、日本国内および日本が関係している国際的な問題に取り組んでいます。地域住民、専門家、行政、産業界など、さまざまな分野の人々が一体となって環境問題に取り組むことができるよう、クリエイティブホープは過去10年に渡り、Webマーケティングを通してPR等のご支援をしています。
課題
膨大なコンテンツの運用システムの構築
国際自然保護NGOであるWWFジャパン。世界各国でスタッフが活動しその報告をブログとしてアップしています。読者は学術研究者から一般の寄付者まで多岐に渡り、コンテンツ内容は活動報告から国際会議まで幅広くアップされています。こと細かに頻度が多く更新されるコンテンツは、強いニーズがある一方、Webサイト運用という点では非常に煩雑であるのも事実でした。
意義のあるコンテンツも、ターゲットが欲しいときに手に取れる状態になければ、意味がありません。そこでWebサイトのフルリニューアルとして、「必要な人に、必要なコンテンツを届ける」というマーケティングの基本に立ち戻り、コンテンツの再整理を行いました。
解決策
マーケティング戦略の見直しと、運用体制の効率化
まず、Webマーケティング戦略から見直しました。現状データの分析、ペルソナ作成を基に、マーケティングフローを構築していきました。なおかつ、コミュニケーションコンセプトを作成し、施策における一貫性を保つことを可能にしました。
次に行ったのは、制作運用面の効率化です。旧来のCMSの機能では、増え続ける膨大なコンテンツの生成に長時間を要し、更新作業にかかる時間と負荷も大きくなっていました。そこで、こうした負荷を削減し、より注力すべき戦略策定にリソースを割くべく、運用の効率化をはかりました。 まずシステム自体を抜本的に見直し、コンテンツ生成が簡易的に行うことができるCMSを導入。これによりコンテンツ更新にかかる時間を大幅に短縮できるようになりました。
更に、コンテンツ分類の見直しを行い「必要な人に必要なコンテンツを届ける」ことを可能にしました。WWFジャパンのサイトは、読者層が非常に幅広いのが特徴です。特に、自然保護について興味を持ったユーザーがWWFジャパンの活動に賛同し、寄付者になっていただくまでの、ユーザーナーチャリングという点での導線、コンテンツ設計という点での見直しを行い、ページ回遊とCV獲得に重きを置いた設計にしています。
結果
マーケティング推進のための基礎作り
非営利団体の「活動に賛同して寄付していただく」という点においては、一般企業が商品を販売するマーケティングか、それ以上の訴えかけが必要になります。効果がすぐには見えづらいものだからこそ、長期的な関わりを持ち続け、興味関心を喚起し続けなければなりません。そのため、マーケティング志向を持ち、コンテンツを届けていくことが重要です。
戦略的なWebサイトへリニューアルし運用負荷も軽減されたことから、担当チームがマーケティング活動を実行する環境が整いました。リニューアル後はWebマーケティング戦略を基に、Webサイト及びデジタルメディアを戦略的に活用・運用され始めています。より多くの方がWWFジャパンの活動に対して興味関心を持ち、寄付していただけるようになるよう、私たちクリエイティブホープはご支援してまいります。
【WWFジャパンについて】
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
WWF ジャパン東京事務所 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル3階
URL:https://www.wwf.or.jp/