基幹システムの遅延を打破。2ヶ月で立ち上げた電子部品・デバイス製造業向け販売店ポータル

基幹システムの遅延を打破。2ヶ月で立ち上げた電子部品・デバイス製造業向け販売店ポータル

お客様の課題

起きていた事象

  • 販売店との情報共有が担当者個人のメールやローカル資料に依存し、属人化が進んでいた
  • 基幹システム側でのポータル環境構築が計画通りに進まず、実現時期が見通せなくなっていた

解決策・ご支援したこと

伴走アプローチの軸:本命の基幹システム開発を待たず「今すぐ解ける範囲」をHubSpotで先行して立ち上げ、将来の量産化を見据えたスケーラブルな土台を作るPMOとしてプロジェクトを牽引しました。

戦略立案・全体設計

開発が止まっている間も現場の業務は止まらないため、基幹システムの完成を待つのではなく、すぐに解決できる範囲をHubSpotで先行して立ち上げる二段構えの戦略をご提案しました。お客様の真の要望がデザインの作り込みではなく「迷わず必要な情報にたどり着けること」であると見極め、要件の重心を絞ることでスピード構築を実現しています。同時に、今後の横展開に向けた「量産の設計図」として設計しました。

具体施策の実行・運用

HTMLなどの専門知識がない担当者でも自走できるよう、独自の簡易モジュールとテンプレートを用いたサイト構築を実行しました。更新作業をテキストと画像の差し替えのみに絞り込むことで、デザイン崩れのリスクを構造的に排除しています。また、運用を丸投げしていただくのではなく、HubSpotの操作マニュアルの作成と説明会を実施し、お客様自身でテンプレートを複製してページを作れる状態へと導きました。

現場定着に向けたAIプロンプトと品質向上の仕組み化

機密情報を安全に扱うため、ログインしたユーザーをHubSpotのプロパティで管理し、既存のCMS会員機能とも連携させたセキュアなクローズド環境を構築しました。権限設計においては、設定を過信せず、販売店になりすましたテスト用アカウントで実際にログインし「見えてはいけないページにアクセスできないこと」を確認する独立した検証工程を実施しています。

  • 想定される活用シーンや施策のポイント
    • 既存CMSの会員機能と連携し、販売店ごとの情報を出し分けるセキュアな環境構築
    • 更新作業を限定し、非エンジニアでもレイアウトを崩さない独自簡易モジュールの活用
    • テスト用アカウントを用いた、他社情報へのアクセス不可を確認する厳格な権限検証

使用ツールや他ツールとの連携

  • HubSpot Content Hub(メンバーシップ機能)
  • 既存CMS(会員機能連携)

成果

成果のポイント

  • 約2ヶ月で約20ページ規模のサイトを構築し、自走展開の足場を確立

基幹システムの開発遅延というビジネスの停滞リスクに対し、HubSpotを活用することで約2ヶ月という短期間で約20ページ規模の販売店向け会員サイトを立ち上げることに成功しました。最も大きな定性成果は、独自の簡易モジュールを導入した結果、お客様の担当者自身がテンプレートを複製して他ページを作成できる「内製化の足場」が完成した点です。これにより、1年後の本格拡張フェーズにおいても、期間の伸びを1〜2ヶ月程度に抑え、追加コストを桁違いに小さく留めるスケーラブルな運用基盤を実現しています。

基幹システムの遅延を打破。2ヶ月で立ち上げた電子部品・デバイス製造業向け販売店ポータル_01

クリエイティブホープの支援のポイント

単なる「Webサイト制作の請負」にとどまらず、お客様のビジネスを止めないために「今できること」を切り出して決断を後押しするスタンスを貫きました。設定上の権限管理だけで終わらせず、テストアカウントを使って泥臭く検証を遂行した点や、マニュアル作成・説明会を通じてお客様の自走化に深くコミットした点は、クライアントチームの一員として伴走するCRHならではのアプローチです。

よくあるご質問

Q. 機密情報を扱うため、他社の販売店に情報が漏れないか心配です。

A. HubSpotのプロパティを活用した権限管理に加え、テストアカウントを用いて「見えてはいけないものが見えないこと」を実際に確認する検証工程を設けており、安全性を担保しています。

Q. 専門のWeb担当者がいなくても、公開後の更新は可能ですか?

A. はい、可能です。独自の簡易モジュールにより、テキストと画像の差し替えだけでページが完成する状態にしてお渡しするため、デザイン崩れのリスクなくご担当者様自身で運用いただけます。

Q. 将来的に対象の販売店数が増えた場合、コストや期間は大きく膨らみますか?

A. 初期構築の段階で「量産の設計図」となるテンプレートと権限管理の型を固めているため、対象企業が増えても期間の伸びや追加コストは最小限に抑えられます。