HubSpotアクレディテーションとは?認定資格・バッジとの違いと6種類の全解説【2026年版】

HubSpotアクレディテーションとは?

この記事の結論

  1. HubSpotの認定制度は3階層あります。個人が取る「認定資格(Certification)」、組織が取る「バッジ(Badge)」、そして最上位の「アクレディテーション(Accreditation)」です。※アクレディテーション(Accreditation)とは、信頼できる第三者機関が、教育機関や組織、個人に対して一定の基準を満たしていると公式に認定・保証するプロセス(適格認定)のことです。 
  2. アクレディテーションはPlatinum以上のティアでなければ申請できず、実際のプロジェクト資料と顧客リファレンスの審査を通過する必要があります。外注やフリーランスの成果物は一切認められません。
  3. 発注者にとっての実利は、アクレディテーション保有パートナーはHubSpot本体と共同でプロジェクトを提供できる点にあります

この記事について

本記事は、HubSpot公式が公開している一次情報(Accreditation Standards、Partner Badges、Accreditation Prerequisites Learning Path、各アクレディテーションの要件ページ)をもとに、HubSpotプラチナパートナーである株式会社クリエイティブホープが編集しています。2015年からHubSpotパートナーとして活動し、1社ごとに長期間伴走する深耕型の支援を方針としています。


この記事でわかること

  • HubSpotの認定制度が3階層に分かれている理由と、それぞれの重さの違い
  • アクレディテーション6種類が、それぞれ何を証明しているのか
  • 取得要件の実際(ティア条件、前提資格の分担ルール、審査プロセス、剥奪条件)
  • Solutions Directoryでアクレディテーション保有パートナーを探す方法
  • 発注者がアクレディテーションを「使う」ための逆引き表
  • パートナーとトラブルになった際に、HubSpotへ申し立てる仕組み

1. HubSpotの認定制度は3階層ある

「HubSpot認定パートナー」「HubSpot認定資格保有」といった表現をよく目にしますが、HubSpotの認定制度は性質の異なる3階層で構成されています。この違いを知らないまま比較すると、実力の判断を大きく誤ります。

  認定資格
Certification
バッジ
Badge
アクレディテーション
Accreditation
取得単位 個人 組織 組織
証明するもの 個人の知識 特定分野・業種への特化 大規模案件の実行力
ティア条件 なし なし Platinum以上必須
審査方法 オンライン試験 実績の検証 ケーススタディ+成果物審査+顧客リファレンス
誰でも取れるか 誰でも受験可 要件を満たせば 要件を満たしても落ちる
不合格時 再受験可 異議申し立て可 6か月間は再申請不可
失う条件 有効期限切れ Platinum未満に降格すると剥奪
難易度 最高

HubSpot公式は、アクレディテーションをパートナーエコシステムで最も厳格な資格と位置づけています。バッジについては「アクレディテーションより取得しやすく、認定資格より具体的」と説明されています。

「認定資格を保有しています」の実際の意味

パートナーのサイトでよく見る「HubSpot認定資格◯個保有」という表記は、HubSpot Academyの無料オンライン講座を受講し、試験に合格した数を指します。誰でも受験でき、費用もかかりません。

これは知識の裏付けとして意味がありますが、組織としてプロジェクトを完遂できる能力の証明ではありません。個人の資格をいくつ足しても、組織の実行力にはならないからです。

だからこそHubSpotは、組織単位で実プロジェクトを審査するアクレディテーション制度を別に用意しています。


2. アクレディテーションとは何か

HubSpotの説明によれば、アクレディテーションはHubSpotが最も複雑な顧客案件を任せられると判断したパートナーを特定するための仕組みです。

組織は、専門性(expertise)・キャパシティ(capacity)・実務経験(practical experience)の3つを備えていることを証明しなければなりません。

重要なのは、これが「知っているか」ではなく「やり切ったことがあるか」を審査する制度である点です。申請には過去に実際に納品したプロジェクトの資料を提出し、顧客からのリファレンスを取得する必要があります。


3. アクレディテーション6種類の完全解説

現在、6種類のアクレディテーションが開設されています。それぞれが異なる領域の実行力を証明します。

3-1. Onboarding Accreditation(オンボーディング)

証明するもの:HubSpot Professional版・Enterprise版の新規顧客を、目標ベースのオンボーディング手法(Objective-Based Onboarding)で立ち上げた実績。

発注者が見るべき場面:初めてHubSpotを導入する場合。最も基本的でありながら、導入の成否を決める領域です。

特記事項:このアクレディテーションは、Partner Scaled Onboarding(PSO)の参加資格でもあります。PSOは、HubSpotが販売した顧客のオンボーディングをパートナーが実行するプログラムです。つまりこの認定を持つパートナーは、HubSpot自身が顧客の立ち上げを任せているということになります。

3-2. CRM Implementation Accreditation(CRM実装)

証明するもの:アップマーケット(大手・エンタープライズ)顧客向けの、大規模かつ複雑なSmart CRM実装実績。

要求される能力は製品知識にとどまりません。HubSpotは、プロジェクトマネジメント、ステークホルダーマネジメント、チェンジマネジメント、そして商談・要件定義プロセスにおけるプロフェッショナリズムまでを審査対象としています。

発注者が見るべき場面:従業員数が多く、部門横断で展開する場合。既存業務プロセスの変更を伴う場合。

申請要件:フルタイム社員3名以上、直近12か月以内に実装プロジェクトを完了していること。

特記事項:6種類の中で唯一、Upmarket Referral Programの対象です。HubSpotが大型案件を特定した際に、CRM実装アクレディテーション保有パートナーへ共同提案を打診し、成約後1年間10%のレベニューシェアが支払われます。HubSpatが自ら大型案件を持ち込む相手という位置づけです。

3-3. Data Migration Accreditation(データ移行)

証明するもの:レガシーCRMプラットフォームからHubSpot Smart CRMへの移行実績。HubSpotは「データ移行を再現可能な実務(repeatable practice)として構築している」ことを要件としています。

発注者が見るべき場面:Salesforce、Marketo、Microsoft Dynamics、Zoho、自社開発システムなどからの移行を伴う場合。

なぜ重要か:データ移行は、失敗すると取り返しがつかない領域です。項目のマッピング設計を誤れば、後年にわたって使えないデータが蓄積し続けます。「CSVでインポートできます」という説明と、この認定が証明する能力の間には、大きな隔たりがあります。

3-4. Custom Integration Accreditation(カスタム連携)

証明するもの:HubSpotの開発ツールを用いて、顧客向けのカスタム連携を構築した実績。HubSpotは「顧客の複雑なテックスタックとHubSpotを接続する技術的な実務体制」を持つ組織を対象としています。

発注者が見るべき場面:基幹システム、生産管理システム、自社開発プロダクト、会計システムなど、標準コネクタが存在しないシステムとの連携が必要な場合。

判別のポイント:この認定の有無は、そのパートナーが社内に開発力を持っているかの判断材料になります。連携要件がある案件で、この認定がないパートナーに依頼する場合は、開発を外注するのか自社で行うのかを確認してください。

3-5. Solutions Architecture Design Accreditation(ソリューションアーキテクチャ設計)

証明するもの:規模を問わず、複雑で技術的なユースケースに対する設計・実装の実績。HubSpotは「戦略と技術アーキテクチャの交差点で機能する組織」と表現しています。

発注者が見るべき場面:事業構造が複雑で、標準的なCRM設計では表現しきれない場合。複数事業・複数ブランド・複数商流を1つのポータルで扱う場合。

他との違い:CRM実装が「大規模であること」を要件とするのに対し、こちらは規模ではなく複雑性を対象としています。中堅企業でも商流が複雑なケースは、この領域にあたります。

3-6. Service Implementation Accreditation(サービス実装)

証明するもの:大規模・グローバル・エンタープライズ顧客に対するService Hubの実装実績。サービスセンターおよびヘルプデスクのプロセス設計に関する深い専門性が要求されます。

申請要件が最も厳しいアクレディテーションです。フルタイム社員3名以上に加え、審査対象となる顧客が従業員200名以上であること、Service Enterpriseのシートを75席以上契約していることが求められます。

発注者が見るべき場面:カスタマーサポート部門を含めた全社展開を行う場合。


4. 取得要件の実際 ― なぜ簡単には取れないのか

「Platinum以上が必要」という条件だけが知られていますが、実際の要件はもっと多層的です。

4-1. 組織としての前提条件

  • Platinum、Diamond、Eliteのいずれかのティアであること
  • HubSpotとの関係が良好(in good standing)であること
  • Accreditation Standards を満たしていること
  • Solutions Partner Program Agreement に違反していないこと
  • アクレディテーションによってはフルタイム社員3名以上

4-2. 前提となる認定資格

全アクレディテーション共通で、以下の認定資格が必要とされています。

HubSpot Reporting / HubSpot Marketing Software / Service Hub Software / HubSpot Sales Software / Platform Consulting / Objectives-Based Onboarding / Implementation for Partners / Data Integrations / Salesforce Integrations

加えて、アクレディテーションごとに個別の前提資格が追加されます。

分担ルールが独特です。 前提資格は1人がすべて取る必要はなく、1〜5名のグループで分担できます。ただし6名以上に分散させることはできません。つまり、少数の中核メンバーに専門性が集中していることを求める設計になっています。

HubSpot Academyの学習パスでは、前提資格をゼロから取得する場合に約35時間を要すると見積もられています。

4-3. 審査で提出するもの

ここが認定資格との決定的な違いです。

提出物 内容
ケーススタディ 実際に納品したプロジェクトの詳細
プロジェクト資料 計画書、設計書、連携仕様書など
顧客リファレンス 実際の顧客からのフィードバック

顧客リファレンスは、期限内に顧客が回答しなければ資格審査プロセスを最初からやり直しになります。プロジェクト管理ツール(Asanaなど)を使っている場合は、計画全体をエクスポートして提出する必要があります。ファイルは最大3点までに集約することが求められます。

4-4. フルタイム社員以外の成果物は認められない

この規定が、アクレディテーションを実務力の証明たらしめています。

HubSpotは公式FAQで明確にこう定めています。認定資格、実務経験、提出する事例のすべては、その組織のフルタイム社員によって行われたものでなければならない。フリーランスや業務委託の成果物は認められず、HubSpotのアクレディテーションチームが申請に記載された個人の雇用形態を検証します。非フルタイム社員の成果物が含まれていた申請は却下されます。

外注中心の体制では、この認定は取得できません。

4-5. 審査結果と再申請

  • 申請は随時受付(ローリング・アドミッション)。締切はありません
  • 提出後、30日以内に合否が通知されます
  • 不合格の場合、6か月間は同じアクレディテーションに再申請できません(ただし前提条件の段階で止まった場合はこの待機期間は適用されず、別のアクレディテーションへの申請も可能です)

4-6. 剥奪される条件

取得後も安泰ではありません。

  • Platinum未満に降格すると、アクレディテーションは剥奪されます(ティア資格は1月と6月に確認され、Platinumを下回った場合は是正のための猶予期間が与えられることがあります)
  • 前提となる認定資格を有効に保ち続ける必要があります
  • 認定領域における高品質なサービス提供を継続する必要があります

つまり、現在アクレディテーションを保有していることは、「現在もPlatinum以上を維持している」ことの証明でもあります。


5. 【重要】発注者はHubSpotに苦情を申し立てられる

ほとんど知られていませんが、アクレディテーション制度には顧客からの苦情を受け付ける仕組みが組み込まれています

HubSpotのAccreditation Standardsによれば、プロセスは顧客がHubSpotの従業員にパートナーに関する苦情を申し立てた時点で開始されます。

  • 記録上のマーク(marks)が3件を超えたパートナーは、アクレディテーション更新の前に審査委員会(accreditation review board)の審査を受けます
  • 委員会の判断とディレクターレベルの承認により、アクレディテーションの喪失につながる場合があります
  • より複雑な解決が必要な場合は、HubSpotのService Acceleration Teamが介入し、顧客とパートナーの合意形成を主導します。解決策には、パートナーが顧客に補償を行う、あるいは顧客が契約を延長してプロジェクト完遂に必要なサービスを追加する、といった形が含まれます

これは発注者にとって実質的なセーフティネットです。 パートナーとのトラブルが自社とパートナーの二者間で完結せず、HubSpot本体が関与する構造になっているためです。

裏を返せば、アクレディテーションを保有し続けているパートナーは、この苦情処理プロセスを乗り越えてきた組織とも言えます。


6. アクレディテーションが「開く扉」と、発注者への影響

アクレディテーション保有パートナーは、HubSpotから以下の機会を得られます。これは一見パートナー側のメリットですが、発注者にとっての実利に直結します

プログラム 内容 対象 発注者への影響
Partner Scaled Onboarding HubSpotが販売した顧客のオンボーディングをパートナーが実行 Onboarding保有 HubSpot公式の立ち上げをパートナーが担当
Co-Delivery HubSpot Servicesとパートナーが共同でプロジェクトを提供 CRM実装/カスタム連携/アーキテクチャ設計/データ移行 保有 HubSpot本体の人員が自社案件に入る可能性
Partner Assisted Deals HubSpotが持つ顧客に対しパートナーが共同提案 全アクレディテーション保有 HubSpot経由での紹介を受けやすい
Upmarket Referral HubSpotが大型案件をパートナーに打診(成約後1年間10%レベニューシェア) CRM実装 保有のみ HubSpotが大型案件で最初に声をかける相手

Co-Delivery が最も重要です。 該当するアクレディテーションを持つパートナーに依頼すると、HubSpot本体のサービスチームと共同でプロジェクトが進む可能性があるということです。難易度の高い実装では、この差は決定的になります。

また、アクレディテーション保有パートナーはSolutions Directoryで優先的に表示され、HubSpot社内のPartner Matching Toolにも高頻度で登場します。HubSpotに「複雑な実装ができるパートナーを紹介してほしい」と依頼した際、案内されるのはこの層です。


7. 発注者のための使い方

7-1. Solutions Directoryで絞り込む

HubSpotのSolutions Directoryでは、アクレディテーション、バッジ、サービス種別、国、言語、予算でフィルタリングできます。

Solutions Directory
https://ecosystem.hubspot.com/ja/marketplace/solutions

上位表示された会社から順に見る、という探し方はしないでください。 表示順はティアとアクレディテーションの保有状況に影響されるため、実績規模の順であって、自社との適合度の順ではありません。必ず条件で絞り込んでから比較します。

7-2. 課題別・逆引き表

自社の課題 見るべきアクレディテーション
初めてHubSpotを導入する。立ち上げを確実に成功させたい Onboarding
従業員数が多く、部門横断で全社展開する CRM Implementation
Salesforce・Marketoなどから移行する Data Migration
基幹システム・自社プロダクトと連携する Custom Integration
事業構造が複雑で、標準設計では収まらない Solutions Architecture Design
カスタマーサポート部門を含めて全社展開する Service Implementation

複数の課題が該当する場合は、最も失敗コストが高いものを優先してください。一般に、データ移行と連携は後からのやり直しコストが最も大きくなります。

7-3. 商談で確認すべき質問

アクレディテーションの有無は公開情報ですが、中身を聞くことで実力の解像度が上がります

  • 「アクレディテーションは保有していますか。取得年はいつですか」
  • 「審査に提出したケーススタディは、どのような案件でしたか」
  • 「前提資格を分担した1〜5名のメンバーは、現在も在籍していますか」
  • 「弊社の案件は、その認定を取得した際のプロジェクトと比べてどの程度の規模感ですか」

3つ目の質問が特に有効です。アクレディテーションは組織に付与されますが、実際にその実力を担保していたメンバーが退職している場合があるためです。


8. バッジ(Badge)― もう一つの組織認定

アクレディテーションほど知られていませんが、バッジも組織単位の認定です。日本語での解説はほとんど存在しません。

HubSpotによれば、バッジは以下のいずれかの検証によって付与されます。

  • HubSpot顧客の特定セグメントへの販売・サービス提供の経験
  • 特定の技術的・業種的専門性の証拠
  • 特定のスキルや能力を裏付ける第三者認証

8-1. Industry Specialization Badge(業種特化バッジ)

特定業種に対する専門性、実証された顧客経験、その業種に注力したGTM体制を持つ組織に付与されます。購買者が使う言語、痛点、ユースケースへの理解まで審査対象です。

現在25業種が対象で、うち10業種が受付中、15業種が今後開始予定とされています。

Automotive/Banking/Construction/Consumer Products & Retail/Energy & Utilities/Financial Services/Healthcare/Higher Education/Hospitality/Information Technology/Insurance/Legal/Leisure, Travel & Tourism/Life Sciences/Management Consulting/Manufacturing(製造業)/Marketing & Advertising/Media & Telecom/Medical Practices/Non-Profit/Professional Services/Public Sector/Real Estate(不動産)/Recruiting & Staffing/Software

1社が取得できるのは最大3業種までです。 4つ目の申請は前提条件の段階で却下されます。業種を入れ替えたい場合は異議申し立てが必要です。

この上限が重要な意味を持ちます。 「あらゆる業種に対応可能」と謳うパートナーであっても、HubSpotが公式に業種特化を認めるのは最大3業種までです。バッジを見れば、そのパートナーが本当に注力している業種が分かります。

8-2. Quote-to-Cash Capability Badge

HubSpotのRevenue OS(CPQ・請求・決済)実装の専門性を証明するバッジです。要件は、直近12か月でRevenue Hubの成約5件以上、申請時点でRevenue Hub顧客2社を管理していること。見積から入金までのプロセス自動化を検討している場合の判断材料になります。


9. アクレディテーションだけで判断してはいけない理由

ここまで解説してきましたが、アクレディテーションは万能の指標ではありません

測っていないこと

  • 自社の業種・商習慣への理解(これは業種特化バッジの領域です)
  • 実際にプロジェクトを担当する個人の力量
  • コミュニケーションの相性やレスポンス速度
  • コンテンツ制作・Web構築の品質
  • 費用対効果

構造上の限界

  • Gold以下のパートナーは、どれだけ実力があっても申請すらできません。Goldに優れた専門集団が存在する可能性を排除しないでください
  • 組織に付与される認定であり、担当者個人の能力は保証しません
  • 取得時のプロジェクトと自社の案件が似ているとは限りません

したがって実務的にはこう使ってください。

  1. 自社の最重要課題に対応するアクレディテーション保有パートナーを、Solutions Directoryで候補として抽出する
  2. そこに、業種実績や規模感で選んだGold以下のパートナーを1社加える
  3. 3社に同じRFPを出し、同じ評価軸で比較する

アクレディテーションは候補を絞り込むための道具であって、最終判断の道具ではありません


よくある質問(FAQ)

Q1. アクレディテーションと認定資格の違いを一言で言うと?

認定資格は個人がオンライン試験に合格して取得するもので、誰でも受験できます。アクレディテーションは組織単位の認定で、Platinum以上のティア、前提資格、実プロジェクトのケーススタディ審査、顧客リファレンスが必要です。前者は「知っている」、後者は「やり切った」の証明です。

Q2. Goldパートナーはアクレディテーションを取得できますか?

できません。申請資格はPlatinum、Diamond、Eliteに限られます。取得後にPlatinum未満へ降格した場合は剥奪されます。

Q3. 日本語で申請できますか?

CRM実装とオンボーディングは英語・スペイン語・フランス語で受け付けられています。それ以外のアクレディテーションは、申請書と提出資料をすべて英語で提出する必要があります。日本のパートナーにとっては、英語での資料作成が実質的なハードルになります。

Q4. アクレディテーション保有パートナーは何社ありますか?

Solutions Directoryでアクレディテーションによるフィルタリングができるため、そこで確認できます。ただし日本国内に限定すると、英語での申請要件もあり、保有社数は限られます。

Q5. 業種特化バッジとアクレディテーションはどちらを重視すべきですか?

課題の性質によります。技術的・構造的な難易度が高い案件(移行、連携、大規模実装)ではアクレディテーション、業種固有の商習慣への理解が重要な案件では業種特化バッジが有効な指標になります。両方を見るのが理想です。

Q6. アクレディテーションを持たないパートナーは信頼できませんか?

そうとは限りません。Gold以下のパートナーは申請資格自体がないため、この指標では評価できません。また、特定領域に特化した少数精鋭の会社が意図的にティアを追わないケースもあります。アクレディテーションがない場合は、業種実績と担当者の力量をより慎重に確認してください。

Q7. パートナーとトラブルになった場合、HubSpotに相談できますか?

できます。顧客がHubSpotの従業員にパートナーに関する苦情を申し立てると、標準化されたプロセスが開始されます。記録上のマークが3件を超えたパートナーは審査委員会の審査対象となり、アクレディテーションの喪失につながる場合があります。複雑なケースではHubSpotのService Acceleration Teamが仲介に入ります。

Q8. アクレディテーションはどれくらいの期間で取得できますか?

前提資格をゼロから取得する場合、HubSpot Academyの学習パスでは約35時間と見積もられています。ただしこれは資格取得のみの時間で、実際にはケーススタディに使える完了済みプロジェクトと、顧客リファレンスの取得が必要です。申請提出後の審査は30日以内です。

Q9. 外注のエンジニアが作った成果物を申請に使えますか?

使えません。認定資格、実務経験、提出事例のすべてがフルタイム社員によるものである必要があり、HubSpotが雇用形態を検証します。非フルタイム社員の成果物を含む申請は却下されます。

Q10. パートナーが他社に買収された場合、アクレディテーションはどうなりますか?

完全買収で単一ブランドになった場合は、すべてのアクレディテーションが買収側の会社に引き継がれます。両社が別法人として存続する資本提携の場合は、それぞれが自社のアクレディテーションを保持し、共有されることはありません。


まとめ

  1. HubSpotの認定制度は3階層。認定資格(個人)、バッジ(組織・特化領域)、アクレディテーション(組織・最上位)で、重さがまったく違います
  2. アクレディテーションはPlatinum以上でなければ申請できず、実プロジェクトの成果物と顧客リファレンスの審査を通過する必要があります
  3. 外注・フリーランスの成果物は認められません。組織としての実行体制が問われます
  4. Co-Deliveryにより、HubSpot本体と共同でプロジェクトが進む可能性があるのが、発注者にとっての最大の実利です
  5. 業種特化バッジは最大3業種まで。「全業種対応」を謳うパートナーでも、公式に認められる特化領域は3つまでです
  6. アクレディテーションは候補を絞る道具であり、最終判断の道具ではありません。Gold以下の専門集団を1社加えて比較してください

パートナー選定の全体像については、HubSpotパートナー完全ガイド|ティア制度の最新要件と失敗しない比較・選び方 で11の評価軸とRFPテンプレートを解説しています。


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参考:一次情報

編集:株式会社クリエイティブホープ(HubSpot Platinum Partner)
2015年よりHubSpotパートナー/有資格者30名以上/HubSpot「Customer First in Japan 2021」「Grow Better at Community 2021」受賞
著書『HubSpotワンストップマーケティング』(フォレスト出版・2022年)
https://www.creativehope.co.jp/hubspot

最終更新日:2026年8月29日

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